2018年07月10日

お店をするということ

独立希望者との話し合いのなかで、ちょっといろいろ考えてみました。私も2号店は諦めてませんが、繁盛するイメージはありません。
子供が小さくて、なおかつ奥さんを労働力として考えている場合、将来的には家庭か店かどちらかが破綻すると思います。忙しくても地獄、暇でも地獄です。

あと独立して本人が得られる自由、少なくなるストレスと引き換えに家族が得る不自由、ストレスは本人の減り分より多いです。家族全体で見るとマイナスだと思います。

私は職場がなかったから独立しただけで、サラリーマンとしてうまくやっていけるひとは独立するメリットなに一つないと思います。毎日勉強して毎日お客様の料理を考えながら新しい料理を知る努力して、楽しいなと思っているのは本人だけです。休日出勤をして店の仕事をして、納得するのは本人だけです。

うちもこれだけ苦労かけていろいろあって、昔のタイミングでそれをわかっていれば独立しません。まあ調理師を続けられず独立もできなければ、調理師はやめて今ごろ何やってるんでしょうか。

今日は当店で二番目にご来店いただけるお客様(毎月最低一回、毎回一万円で毎回メニュー変える)に喜んでいただけて、安心して本音が出ました。いろいろなお店が独立したり店舗増やして、福岡の中国料理は今後盛り上がると思いますか。私は…
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2018年07月01日

会社訪問

調理師学校の学生が会社訪問に来てくれました。
僕らの時代の就職活動で会社訪問した時は、御飯を食べさせてもらって話を聞いて帰るのが普通だったので、コースを食べさせて少し話をしました。

僕はいまどんな子に対してもいいことだけを言うのを止めていて、いいことと悪いこと半々くらいいいます。たとえば四川や台湾の現地の料理を学びたいという気持ちには応えてあげられますが、日本の好みの中国料理は全く興味ないので、自分のキャリアを考えたときに得なのかどうなのか。うちで働いて別の店に行ったら、例えばうちではむきエビの下味を入れる経験もしないし、エビは洗わなくていいとか言うし、いろいろなことが違っていたり欠けていたりして全く通用しないかもしれないことも伝えます。

偏った地域、時代の料理を広くやる店なので、たくさんの料理を覚えることはできても地元で独立するためには意味ないかも知れない。そもそもうちの料理は年寄りの中国人が食べておいしいものを作ろうとしてるので、若い子は最初は何を目指して作ったらいいのかもわからないと思います。

それでもいいなら来てくださいと言います。僕は積極的に勧めることはしませんし、積極的に止めることもないですが、嫁さんはどちらかと言うと積極的に止めます。まあこんな商売は近い将来破綻するんじゃないでしょうか。そうなったら台湾か四川で死ぬまで店をしようと考えています。
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2018年06月20日

芋粥

かねてよりの目標としていた母校からの講師依頼が来ました。一年前専門料理で特集していただいたり、適当にやってるのに恵まれた調理師だなと思います。
でもまあ実際に来てみるとそこまでの感慨はなく、相変わらず適当に講習して二度と依頼が来なくなるような気もします。

当日は奇しくも妻の誕生日ですので、妻の誕生日を家で祝わずに大阪で仕事をするという、調理師と家庭の両立の難しさを教えてあげます。

そう言えば食文化スタジオで調理師は結婚してる場合じゃないと言ってえらい受けましたが、若い子にも通じるでしょうか。助手の先生はなるべく独身の方をお願いします。
posted by オギノ at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする